定期検診

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定期検診

通常、歯の治療が終われば、元の健康な口腔環境に回復します。その後は、その状態をより長く維持していきたいものです。そのためには定期検診がとても重要になってきます。

日本では歯科クリニックに定期検診で行くという習慣がまだ浸透していないように感じますが、予防歯科先進国のスウェーデンでは、国民の9割が定期検診を受けていると言われています。

その結果、スウェーデンでは70歳の平均残存歯数が20本というデータが出ています。口腔環境を健康に保つには、患者様の意識がとても重要です。大切なご自分の歯を一生涯残していくために、一緒にケアしていきましょう。

すでにおわかりのように、定期検診を受けていれば、それだけ自分の歯を長く保つことができるのです。痛い思いをすることもなく、歯へのダメージもないため、寿命を縮ませる心配もありません。たとえ小さな虫歯が見つかったとしても、早期に治療することが可能となります。

例えば車で考えてみましょう。壊れてから直すとなると出費も重みますが、半年ごとのオイル交換などメンテナンスをしっかりと行っていれば車の寿命を伸ばすことができます。歯も同様です。
一生、ご自分の歯で食事を楽しんでいただけるよう私達と一緒に頑張りましょう。

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健康寿命
健康寿命とは

「平均寿命」は健康水準の指標としてよく用いられています。我が国は、世界でも高い水準を維持しており、特に女性は1985年(昭和60年)から今日まで、世界第一位の座を守っています。こうした成果は、我が国の高い教育・経済水準、保健・医療水準、生活習慣の改善等によってもたらされたと考えられます。
一方、「健康寿命」とは、健康で支障なく日常の生活を送ることができる期間またはその指標の総称とされます。生活の質(QOL)を重視する考え方に基づき、WHO(世界保健機関)が2000年(平成12年)にこの概念を公表しました。
平均寿命から介護や病気で寝たきりの期間(自立した生活ができない期間)を引いたものが健康寿命になります。
つまり、何歳まで自立して健康に暮らせるかの指標です。

かむことが全身の健康に

咀嚼機能がQOL の向上へ関与しているというデータもあり、「よくかめること」は、日常活動、全身的な健康、心の健康に重要なため、歯単体の話ではなく、咀嚼する「機能」を維持することが重要視されはじめています。
2006年の介護保険法の改正に伴い、介護予防のための新規サービスとして『口腔機能の向上』が加えられ、厚生労働省では口腔機能の向上のためのマニュアルも提案され、その重要性がクローズアップされるようになりました。
残っている歯が、20本を下回っていると咀嚼機能が著しく低下し、適切な栄養摂取の障害になりうると疫学調査の報告でも示されています。
1本の奥歯の噛む力は、人の体重ぐらいの力で、それが長い間続くと、肩こり・腰痛だけでなく、神経性の病気や内分泌異常などの不定愁訴の原因にもなります。

現在の日本は、歯がない、あるいはうまく噛めない老人が増加し、摂食できない、口腔が乾燥しうまく飲み込めない(嚥下障害)などが問題になっています。このように、少子高齢化と介護が世界一長寿国日本が直面している課題です。
よく噛むと顎の筋肉を介して刺激が脳や耳に伝わり、記憶や視力に影響しその老化を遅らせます。また、ゆっくり噛むことで満腹中枢が刺激され食事量が減少し、体脂肪が分解され、ダイエットやメタボリックシンドロームの予防になり、唾液の分泌の促進が活性酸素を抑制し、アンチエイジングや美容効果、がんの予防にもなります。
単に健康な歯をめざすのではなく、口腔機能を維持させるために健康な口腔、そして全身的にも精神的にも良好な真の「健康」を目指し、健康寿命を大きく延ばしていきたいものです。